a day in the life

TAKAYA FUJITA PAINTINGS

心までの距離。

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羽村生涯学習センターへ展示を見に行って来た。

 

初めて降りたその駅はとても落ち着いた雰囲気で田舎を思い出した。

 

歩いて7、8分で展示会場に着くとそこには巨大なキャンバスが5枚も並んでいた。

 

縦2m、横1,8mの大作だ。会場の大きさは大作のサイズ感覚を麻痺させるほどに大きかった。

 

 

 

画面いっぱいに描かれた男性の上半身が4体、女性が1体、そして頭部は男性8枚、女性2枚。風景画の2枚。顔は別々に描かれており、特定の個人を描いたものではない。また顔の表情ははどこか曖昧に描かれている。そして面白いのが一定の時間で顔を入れ替えて展示している。

常に流れている時間、定まらない感情、私たちはその中でいつも生きているということをまっすぐに感じた。近づいてみると両手を広げても収まらない程大きい身体に圧倒され、自分の距離感で離れて自然に見える位置に立ってみる。その距離感、作品との距離感が私だけの距離であり、その視点はある一定の距離でなく近づいたり、遠く離れたり、揺れ動く気持ちそのままだと思った。

風景画の2枚はグレーで描かれている所と固有色で描かれている所があり、これもとある場所、時間を表すものでなく人物表現とうまくリンクしていた。

 

どこか自分がやりたいことと似ていて勉強になりました〜

 

詳しくは彼のホームページを見てみて下さい。

ちなみにアートスクール横浜で一緒に働いている先生です。

服部篤浩オフィシャルサイト